推し活を家族に言えない、と感じたことはありませんか。
好きな気持ちはたしかにあるのに、家族には理解されないだろうなと思うと、なんとなく隠すような気持ちになってしまいますよね。
言えない理由は人それぞれで、「いい年して恥ずかしい」と言われそうだったり、「家のことはどうするの」と聞かれそうだったり。
自分でも「いまさらね」と思ってしまう方もいるかもしれません。
この記事では、家族に言うか言わないかを自分で決めるための考え方と、家族が理解してくれるタイプかどうかを見極める方法をまとめました。読み終わるころには、少し肩の力が抜けているといいなと思います。
- 推し活を家族に言えないと感じる、よくある理由
- 推し活が理解されなくても、あきらめなくていい理由
- 家族が理解してくれるタイプかどうかの見極め方
- 「言う」「言わない」の線引きを自分で決める考え方
推し活を家族に言えない3つの理由

言えない気持ちの奥には、だいたい似たような不安がひそんでいます。よく聞くのは、次のような理由です。
- 「いい年して恥ずかしい」と言われそう
- 「え、家のことはどうするの」と聞かれそう
- 「笑」のひと言で済まされそう
それぞれ、もう少し詳しく見ていきましょう。
理由① 否定される場面を先に想像する
推し活を家族に言えない理由の多くは、実際に何か言われたからではなく、言われそうな場面を先に想像してしまうところにあります。
夫はどんな顔をするだろう、子どもは何と言うだろう。頭の中でひととおり再生してから、やっぱりやめておこうと引き返してしまう。そんな経験、ありませんか。
やっかいなのは、自分の中にも同じ声があることです。「いい年だし、いまさらね」と、誰よりも先に自分で自分にブレーキをかけてしまう。私にもその気持ちはよく分かります。
理由② 説明を求められるのがしんどい
怖いのは否定そのものよりも、自分の楽しみを一から説明させられる時間かもしれません。
なぜ好きなのか、なぜお金と時間を使うのか。うまく言葉にできないまま、なんとなく会話が終わってしまったら、さみしい気持ちだけが残りますよね。
「笑」だけで流されるのも同じです。悪気はないと分かっていても、大事にしているものを軽く扱われるのは、やっぱりこたえます。だから最初から言わない、という選択をする方は少なくないと思います。
推し活が家族に理解されない理由

理解されないと落ち込んでしまいがちですが、そもそも推し活は、家族に伝わりにくい性質を持っています。
理由は大きく2つです。
推し活は人によってレベル感が違う
推し活が理解されにくい一番の理由は、楽しみ方のレベル感が人によってまるで違うからです。全国の公演を追いかける方もいれば、ファンクラブに入ってコンサートやイベントに行く方もいます。テレビで応援するだけで十分に満たされる方だっていますよね。
大切なのは、どれが上でどれが下でもないという点です。形はちがっても、みんな同じように推し活を楽しんでいます。ちなみにテレビで応援するだけなら、それこそ家族に気づかれることもありません。
すべてを理解してもらう必要はない

楽しみ方が人それぞれである以上、推し活のすべてを家族に理解してもらう必要はありません。自分でも説明しきれない好きを、まるごと分かってもらおうとすると、どうしても無理が出ます。
そして、理解してくれない家族のために推し活をあきらめる必要もないと思っています。
自分の人生ですから、自分が好きなように生きるのが一番ではないでしょうか。何から始めればいいか迷っている方は、40代からの推し活の始め方の記事もあわせてどうぞ。
家族が理解してくれるタイプかの見極め方

では、自分の家族は言っていい相手なのか。判断する方法は、思っているよりずっと簡単です。
一度だけ言ってみる3ステップ
見極め方はシンプルで、一度だけ言ってみて、家族の顔を見るという方法です。おすすめの言い方は「今度、友達に誘われてコンサートに行ってくるね」。友達に誘われて、というひと言があるだけで、ぐっと切り出しやすくなります。
「今度、友達に誘われてコンサートに行ってくるね」と、一度だけ伝えてみます。説明はいりません。
返ってきた言葉より、顔を見てください。渋い顔をするかどうかで、だいたい分かります。
渋い顔をされたら、そこから先は言わない。されなければ、少しずつ話してみる。それだけです。
渋い顔なら「ヒミツ」に切り替える
渋い顔が返ってきたなら、今後は言わずに「推し活はヒミツでやってます♪」と自分の中で決めてしまえば大丈夫です。相手を変えようとするより、そのほうがずっと軽やかに続けられます。
それに、理解してくれるタイプかどうかは、本当は自分がいちばん分かっているのではないでしょうか。
何年も一緒に暮らしてきた、自分の家族ですもんね。誘い合わせる相手がいなくて迷っている方には、一人で行くという選び方もあります。そのあたりは一人参戦の記事に書きました。
推し活を「言う」「言わない」は、自分で決めていい

ここからは我が家の話を少しだけさせてください。
うちは理解がある方だと思うので、あくまで一例として読んでいただけたらうれしいです。
夫は結婚前から私に推しがいると知っていて、ひとつだけ「追っかけだけはやめてくれ」と言いました。
遠距離恋愛のころ、追っかけの方たちで新幹線に乗れなかった経験があったからだそうです。もともと私は追っかけをするつもりがありません。テレビとコンサート・イベントで会えれば満足です。だから、その言葉は気になりませんでした。
「行ってもいい?」をやめた日
夫の理解が進んだきっかけは、許可をもらう言い方をやめたことだったと感じています。
結婚前の私は「近くでコンサートが当たったら行くんだ〜」くらいの伝え方しかしていませんでした。だから夫は、遠くの会場まで行くとは想像していなかったようです。ファンクラブに入れば行きたい場所に行けるのだろう、というイメージだったようです。
あるとき、どうしても行きたい地方公演が当たったときのことです。「今回当たったのは、その1か所だけだった」と伝えると、夫は最初びっくりしていました。そこで私は「行ってきてもいい?」とは聞かず、「この日はどうしても行きたいから行くね」と伝えました。
すると夫は「当たらないものなんだ」と理解してくれて、それからはコンサートが発表になるたびに「どこを申し込むの?」と聞いてくるようになりました。
申し込みでは近い会場だけでなく「会場はどこでもよい」という選択肢も選ぶと話したら、また驚かれましたけれど(笑)。今では推しがいなくなったあとの次の推しまで、家族が一緒に考えて「この人はどう?」とすすめてくるほどです。本当にありがたいなと思っています。
理解のある家族にも言わないこと

ただ、そんな我が家でも、家族に言っていないことはいくつもあります。たとえばグッズの量がそうです。家にある分が全部だと家族は思っていますが、実は実家にも大量にあります。結婚前と子どもが生まれる前に、少しだけ避難させました。別に言ってもいいのですが……置き場が(笑)。
もうひとつ、若いころにたくさんお金を使っていた話も、家族にはしていません。でも私の中では、隠しているのではなく、ただ言わないだけという感覚です。今もグッズを選んでいると「それどうするの?」と聞かれますが、金額はちゃっかりごまかしています(笑)。
さきほど「隠していい」と書きましたが、実は私はこの言葉をあまり使いたくありません。
「隠す」という言葉には、悪いことをしている前提がくっついているからです。だから罪悪感が生まれてしまいます。でも「言わない」は、ただの選択です。
誰にも謝る必要がありません。推し活は家族のためでも友達のためでもなく、自分のためのものですよね。自分がキュンとする推しを応援する時間ですから、わざわざ誰かに報告しなくてもいいですよね。ここまでは話す、全部は話さない。その線引きも、自分で決めてしまって大丈夫です。
推し活と家族についてのよくある質問
- 推し活のグッズは、どこにしまっていますか?
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私は自宅のクローゼットの、毎日開ける引き出しにしまっています。なぜかというと、毎日開けるから。毎日開けて、そのたびに楽しめるからです(笑)。家に飾るという手もありますが、雑に扱われるとイライラしてしまうので、しまっておくほうが気持ちが穏やかでいられます。理解のある家庭でも「あえて飾らない」という選び方はあります。持ち物の選び方は推し活の持ち物の記事でも触れました。
- 推し活に使ったお金は、家族に話していますか?
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若いころにたくさん使っていた話は、家族にしていません。隠しているというより、言わないだけという感覚です。今もグッズの金額はごまかしています(笑)。ただ、家計に響くような金額になってくると、それはもう推し活の話ではなく暮らしの話になってしまいますよね。そこだけは、私も無理のない範囲でと決めています。
- 子どもには、推し活のことを話していますか?
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息子には話していて、「ママが楽しんでくれるならどうぞ〜」と言ってくれます。ラストコンサートの日、早朝に会場のあたりまで見に行こうとしたら「俺も行きたい」と言うので、一緒に連れて行きました。子どもは大人が思うより、あっさり受け入れてくれることもあります。時間のやりくりについては推し活の時間がないときの記事もどうぞ。
まとめ

推し活を家族に言えないと感じたとき、どう考えればいいのでしょうか。要点をまとめておきますね。
- 推し活を家族に言えないのは、否定される場面を先に想像してしまうから
- 推し活はレベル感が人それぞれなので、すべてを理解してもらう必要はない
- 理解してくれるタイプかどうかは、一度言ってみて表情を見れば分かる
- 理解のある家庭でも、言っていないことはある
- 隠すのではなく、言わない。線引きは自分で決めていい
きっと反対される、鼻で笑われるのが怖い。その気持ちは、とてもよく分かります。それなら、隠すのではなく、ただ話さない。隠すじゃなくて、言わない。私は、それでいいと思っています。

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