コンサートの一人参戦は怖い?|鞄に入れた2つのお守りと、会場で気づいたこと

「どうしても行きたいけれど、コンサートに一人で行くのはやっぱり怖いな」と迷っていませんか。

10年以上通っている私も、以前はコンサートにひとりで行けませんでした。誰かが一緒に行かないなら行けないタイプだったのです。

それでもどうしても観たい舞台があって、勇気を出して一人で申し込みました。ドキドキしながら会場に入って、そこで気づいたのです。一人で来ている人は、ちゃんといました。

この記事では、一人参戦が怖かったころの私と、その怖さが消えた日のこと、そして今も鞄に入れているお守りについてご紹介します。

この記事でわかること
  • 初めての一人参戦の前に、私が考えていた心配ごと
  • 会場で気づいた「一人で来ている人」の存在
  • 席で過ごすために鞄へ入れた2つのお守り
  • 一人参戦の当日、友達と行く日と変えていないこと
  • 一人だからこそ選べる、遠征の自由さ
目次

一人参戦が怖かったころの私

一人参戦が怖かった理由は、今ならはっきり分かります。一人で来ている人が、私にはまったく見えていなかったからです。

怖さの正体は、会場そのものでも、周りの人でもありませんでした。ただ「一人なのは私だけかもしれない」という想像が、頭の中でどんどん大きくなっていただけでした。

誰かと一緒じゃないと申し込めませんでした

以前の私は、コンサートに一人で行くのが不安で、誰かが一緒でないと動けないタイプでした。

行きたい気持ちはあるのに、一人で申し込むという考えがありませんでした。

そして今になって思うのですが、友達と一緒に会場へ向かっていたころ、私は周りをほとんど見ていませんでした。友達と一緒にいるだけで、あっという間に開演の時間になってしまいます。会場に一人で来ている人がどれくらいいるのかなんて、考えたこともありませんでした。

頭の中でふくらんでいた、3つの心配ごと

初めて一人で行こうと決めたとき、私の頭に浮かんでいた心配ごとは、大きく3つありました。

  • 「お昼どうしよう」(一人でお店に入って、何を食べればいいのだろう)
  • 「席で一人でどうしよう」(開演までの時間、何をして過ごせばいいのだろう)
  • 「あの人一人だよ、と指をさされるのでは」(周りから浮いて見えないだろうか)

特に最後のひとつが、いちばん重たくのしかかっていました。誰かに何か言われたわけでもないのに、勝手に想像して、勝手にしゅんとしていただけなので、われながら不思議です。

今思えば、余計なことばかり考えていました(笑)。それでも、当時の私にはどれも本気の心配でした。だからこそ、同じところでためらう気持ちがよく分かります。

勇気を出して申し込んだ、初めての一人参戦

結論から書きますと、行ってみたら、一人で来ている人がたくさんいました。

私の初めての一人参戦は、コンサートではなく舞台の観劇でした。どうしても観たい舞台があって、迷いに迷った末に、勇気を出して一人で申し込みました。コンサートには一人で行けないままでしたが、この一枚だけはどうしてもあきらめられませんでした。

舞台の会場で、一人の人をたくさん見つけました

会場に着いて周りを見渡した瞬間、勝手に私が心配していたことは全くいらないことに気づきました。

舞台だったからかもしれませんが、一人で来ている人がとにかくたくさんいらっしゃいました。

そしてみなさん、驚くほど推しに夢中です。もちろん私も同じです。開演してしまえば、隣の席の人が一人かどうかなんて、誰も気にしていませんでした。

ここでようやく、友達と参戦していたときの私には、一人で来ている人がまったく目に入っていなかったことに気づきました。自分が一人になって初めて、同じように一人で来た人の姿がすっと浮かび上がってきた感覚でした。

その1回で「これは全然いける」と思えました

たった1回の観劇で、私の中の何かがぱたんと切り替わりました。

「意外と一人の人いるじゃん」「これは全然いける」と、心から思えました。あんなに怖かったのに、終わってみればあっけないくらいでした。

それ以来、私はずっと一人参戦を続けています。舞台もコンサートも、行きたいと思ったら一人で申し込むようになりました。あの日の1回がなければ、今も誰かの予定を待っていたかもしれません。

とはいえ、初めての日の私は、まだ完全には安心しきれていませんでした。そこで鞄に入れていったものが2つあります。

私が鞄に入れた、2つのお守り

初めての一人参戦で私が持って行ったのは、本と、容量の大きいモバイルバッテリーでした。

そしてその日、私はお守りのつもりで入れた2つが、そのまま戦力になってくれました。

本と、容量の大きいモバイルバッテリー

2つを選んだ理由は、「席で一人でどうしよう」という心配にそのまま答えられるからでした。

会場を眺めているうちに一人で不安になっても、本があればページを開けます。スマホの充電が減っても、大容量のモバイルバッテリーがあれば動画でもゲームでも好きなだけ見ていられます。つまり、どちらもいつでも時間をつぶせる道具でした。

ひとつだけこだわったのが、本につけるブックカバーです。鞄の中で本の角がすれて傷んでしまうのが嫌で、少し丈夫なものをつけて持ち歩いていました。読み終わったあとも大事にしたい本でしたから、そこはゆずれませんでした。

ちなみに、そのほかの持ち物は、持ち物をまとめた記事に書いています。一人の日だけ特別に増やしたのは、この2つだけでした。

気づいたら、あっという間に開演時間でした

当日の私は、席に着いて動画を見たりゲームをしたりしていました。そうしているうちに、あっという間に開演の時間になっていました。

モバイルバッテリーは、それはもうしっかり使いました。動画とゲームでかなり充電を減らしたので、大容量のものを選んでおいて正解でした(笑)。あれだけ心配していた「席で一人の時間」は、気づいたらもう終わっていました。

公演は十分すぎるほど楽しめて、帰り道はふわふわした気持ちのまま、余韻にひたりながら帰りました。

この2つが効いたのは、実は席に着いてからだけではありませんでした。「もし不安になっても、これがある」と思えるものが鞄に入っているだけで、足はちゃんと前に出てくれます。私が玄関を出られたのは、公演の中身よりも先に、まずこの2つのおかげでした。

だから私は、今でも念のため本を1冊入れています。開かない日もありますが、入れておくと落ち着く不思議な1冊です。

今の一人参戦と、一人だから選べること

今の私の一人参戦は、一人だからといって特別なことは何もしていません。

身構えて準備を増やしたり、いつもと違う動き方をしたりはしていません。むしろ、何も変えなくて大丈夫だったという実感のほうが強く残っています。

友達と行く日と、当日の過ごし方は変えていません

一人の日も友達と行く日も、私の当日の予定はまったく同じです。

トイレの行き方も変えません。いつも通り、小さなポシェットに貴重品だけを入れて、身軽になってから向かいます。席に着いてからも、暇なら動画を見て、いまだに念のため本も持って行って、時間が余っても過ごせるようにしているだけです。

ただ、ひとつだけ決めていることがあります。とにかく焦らず、早めに席に着くことです。

これは一人のときも友達とのときも変わりません。バタバタと駆け込んで座ると、心臓がドキドキしたまま開演を迎えてしまいます。早めに座ってしまえば、あとは会場の空気をゆっくり味わうだけの時間になります。一人の日は、この決めごとがそのまま安心につながってくれました。

当日の細かい流れは当日の流れを書いた記事に、着ていく服については服装の記事にまとめています。一人の日も、そこは何も変えていません。

一人なら、飛行機もホテルも自分で選べます

今では、一人で遠征にも出かけています。

一人で遠征するのは、さすがに勇気が必要でした。日帰りの一人参戦とはまた別の心細さがあって、今でも出発前はドキドキします。

それでも「せっかくの一人旅なのだから」と思うようにしてからは、楽しみのほうがずっと大きくなりました。良い意味で、選べる幅が広がったからです。

  • 飛行機の席を、自分の好きな場所で取れる
  • ホテルも、自分の予算と好みだけで決められる
  • 鍵付き個室のネットカフェという選択肢も持てる

誰かと合わせる必要がないぶん、選択肢がまるごと自分のものになります。ドキドキはしますが、その自由さは一人ならではのごほうびだと感じています。

泊まりの日に持って行くものは遠征の持ち物の記事にまとめていますので、この記事では選べる自由さの話にとどめておきますね。

コンサートの一人参戦によくある質問

一人参戦のとき、開演までの時間はどう過ごしていますか?

私は焦らず早めに席に着いて、動画を見たり、持って行った本を開いたりしています。初めての一人参戦の日も、動画とゲームをしているうちにあっという間に開演の時間になりました。今でも念のため本を1冊だけ鞄に入れています。開かない日もありますが、持っているだけで落ち着くからです。

一人でコンサートに行くと、周りから浮いて見えませんか?

私は指をさされた経験がありません。行く前は「あの人一人だよ」と思われるのが怖かったのですが、会場に着いてみると一人で来ている人がたくさんいました。そして開演してしまえば、みんな推しに夢中です。隣の席が一人かどうかを気にしている人は、少なくとも私の周りにはいませんでした。

初めての一人参戦は、コンサートと舞台のどちらがいいですか?

私の場合は、たまたま舞台が最初でした。そして結果的に、そこから始められてよかったと思っています。舞台だったからかもしれませんが、会場には一人で来ている人がとにかくたくさんいらっしゃいました。コンサートには一人で行けなかった私でも、その日は最後まで楽しく過ごせました。どちらが正解というものではありませんが、私はこの1回で「全然いける」と思えるようになりました。

一人参戦のとき、お昼ごはんはどうしていますか?

一人のときは、会場で席に着いてから食べることもありました。ただし飲食の決まりは会場によって違いますので、そこだけは事前に確かめるようにしています。飲食がOKな会場でしたら、席に着いてから食べてしまえば人の目も気になりません。行く前は「お昼どうしよう」といちばん悩んでいた部分でしたが、食べる場所を先に決めておくだけで、その心配はずいぶん軽くなりました。

まとめ

コンサートの一人参戦について、私の経験をもう一度まとめておきます。

  • 一人参戦が怖かったのは、一人で来ている人が見えていなかったから
  • 初めての一人参戦は舞台の観劇で、行ってみたら一人の人がたくさんいた
  • 鞄に入れた本とモバイルバッテリーは、当日しっかり役に立ってくれた
  • 当日の過ごし方は、友達と行く日とまったく変えていない
  • 一人なら、飛行機の席もホテルも自分で選べる

こうして並べてみると、私の一人参戦を変えてくれたのは、たった1回の観劇と、鞄に入れた2つのお守りでした。あの日ドキドキしながら勇気を出した私に、今なら「大丈夫だったよ」と伝えてあげたいくらいです。

一人で参加している人は、ちゃんといます。気づいていないだけです。開演したら、みんな推しに夢中ですよ。私はこれからも、一人でも会いに行きます。

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