コンサートで席が見えないとき|遠い席でも十分楽しめる5つの理由

チケットが当たった!と喜んだのもつかの間、座席番号を見て「ここ、見えるのかな……」と不安になった経験、ありませんか。コンサートの席は、良席・悪席という言い方でよく語られますよね。

けれど私は、遠い席にも近い席にも座ってきて、席だけで楽しさが決まるとは思わなくなりました。

むしろ、離れた席にしかない良さがあります。この記事では、大きなドームの最上段に座った日の実際や、双眼鏡の選び方を具体的にお伝えしますね。「我慢して楽しみましょう」という話ではなく、本当に楽しめた理由を5つ並べていきます。

この記事でわかること
  • 良席・悪席は何で決まるのか(そして当日まで読めない理由)
  • 大きなドームの最上段に座って、実際どうだったか
  • 「結局モニターを見ているだけでは?」への答え
  • 双眼鏡の倍率は10倍で足りるのか(選ぶ基準は軽さ)
  • 遠い席でも十分楽しめる5つの理由
目次

良席・悪席は何で決まるのか

そもそも「良い席」とは何を指すのでしょうか。まずは私の基準と、席が読めない理由から見ていきましょう。

私の良席の基準は、推しが見えるかどうか

私にとっての良席は、とてもシンプルです。

推しが見えるかどうか、それだけを基準にしています。ステージの中央に近いかどうかよりも、ムービングステージが来る場所や花道の先のほうが、私にはずっと嬉しい席になります。

これまででいちばん良かったのは、花道の先にあるサブステージの正面、1列目でした。座った瞬間に「最高!」という気持ちになって、私はすぐに双眼鏡を片づけました。あの日は、それくらい近くに感じられる席でしたよ。

席は、当日会場に入るまで読めない

もうひとつ知っておきたいのは、良席かどうかを事前に判断しきれない点です。席が前もって分かる場合もあれば、当日入場するまで分からない場合もあります。

しかも、アリーナ席だと分かっていても安心はできません。ステージがどう配置されるかは、当日行ってみないと分かりません。だから結局は読めないのが本当のところです。だとしたら、どの席でも楽しめる準備をしておいたほうが、気持ちがずっと軽くなりませんか。

コンサート当日の動き方については、当日のスケジュールを書いた記事にまとめています。

いちばん遠い席に座った日のこと

大きなドームの最上段、後ろはもう壁

私がこれまでで最も遠かったのは、大きなドームの最上段です。振り返ると後ろはもう壁で、いわゆる悪席と呼ばれる場所でした。

それでも、モニターはありますし、歌声はきちんと聞こえてきます。会場の雰囲気も最高でした。隣の席の方と「こんな悪い席に座ったら、次回は最高の席しかないですね!」と笑い合えたのも、いい思い出になっています(笑)。

正直に言うと、本当に大変だったのは席そのものではなく、階段でした。上って上って、やっと自分の席にたどり着きます。お手洗いに行こうと思えば、降りて降りて、また上って上っての繰り返しです。つらかったのは移動だけで、コンサートが始まってしまえば関係ありませんでしたよ。

「結局モニターを見ているだけでは?」への答え

遠い席の話をすると、「それって結局モニターを見ているだけでは?」と思う方も多いのではないでしょうか。私の答えは、全然違います、です。

【理由①】音は、推しの本当の音だからです。確かにモニターは見ています。けれど耳に届いているのは、その場で鳴っている推しの本当の音で、雰囲気もその会場でしか味わえません。モニターは、あくまでその補助として見ているだけですよ。音については本当に問題がなくて、どの席でも「プロとして研究されているな」と思うほどのすごさでした。

【理由②】モニターがあるから、置いていかれません。角度によっては、双眼鏡を使っても見にくいことがあります。それでもモニターがあるので大丈夫です。歌詞が出ますし、「歌って」と言われる場面もあるため、私はモニターをだいぶあてにしています(笑)。

遠い席の心強い味方、双眼鏡の選び方

(画像:テーブルに置かれたコンパクトな双眼鏡とペンライト。出発前の明るい室内)

遠い席と決まったとき、いちばん頼りになる持ち物が双眼鏡です。選び方の基準と、実際の見え方をお伝えしますね。

選ぶ基準は、倍率よりも軽さ

私が双眼鏡を選ぶときにいちばん大事にしたのは、とにかく軽さです。理由は単純で、もう片方の手でペンライトを持つからです。

メンバーカラーの可愛らしいデザインにも心は動きました。それでも私が選んだのは、可愛さより軽さのほうでした。腕が疲れてしまうと、肝心の場面で構えられなくなりますから。今使っているのは、倍率10倍のコンパクトなタイプですよ。

倍率10倍で十分だった理由と、席ごとの見え方

倍率は高いほど良いと思われがちですが、私は10倍に落ち着きました。倍率を上げるとゆがみやぶれが出て、かえって見にくくなってしまうからです。実際の見え方を、会場のタイプ別にまとめてみますね。

会場のタイプ10倍の双眼鏡での見え方
ホール天井に近い席でも、表情まで見える
アリーナ天井に近い席でも、表情まで見える
大きなドームの天井席誰が誰か分かる程度

ドームの天井席では表情までは追えません。それでも「誰が誰か分かる」だけで、気持ちはずいぶん違います。ちなみに私は、席が遠いと分かっても準備そのものは変えません。双眼鏡の確認は、どんな席でも毎回しているからです。

双眼鏡をふくめたコンサートの持ち物は、持ち物をまとめた記事に書いています。

離れた席にしかない、その日だけの景色

(画像:客席いっぱいのペンライトの光がゆらゆらと揺れている光景)

会場全体がきれいに見えるのは、遠い席の特権

【理由③】セットや会場全体が、本当にきれいに見えます。開演前からセットの全体像がよく見えて、それだけでわくわくしてきますよ。遠い席だからこそ味わえる眺めではないでしょうか。

【理由④】客席のペンライトが、曲に合わせてゆらゆら揺れます。あの光の海は本当にきれいで、遠い席にいるからこそ一望できます。もちろん、遠くて見えなかったところもありますから、私は「そしてDVDを絶対に買おう」と心に決めて帰ります(笑)。

でも、ここが大事なところです。会場全体のあの眺めは、DVDには収録されません。見えなかったものは後からDVDで確認できますし、DVDに映らないものは今この席から楽しめます。私はそんなふうに、自分だけの映像を生で味わっていると思っています。

座り指定席も、上の席も、ちゃんと楽しい

座り指定席と書かれていると、見えない席だと思ってしまいますよね。私も座ったことがありますが、実際にはきちんと見えました。立てない理由は見え方ではなく、手すりが低いなど「立つと危ない席」だからです。声は出しにくいものの、体力的にはすごく楽で、結論としては立つ席と同じくらい楽しめました。

【理由⑤】上のほうの席に向けても、ファンサをしてくれます。上の席にもファンサが届くと知ったことは、私にとって大きな発見になりました。私が行ったコンサートでは、どのグループもそうしてくれましたよ。「ここまで届くんだ」と思えた瞬間の嬉しさは、近い席とはまた別の種類の嬉しさだと感じています。

正直なところ、昔の私は「近くじゃないと意味がない」とほざいていた時期もあります(笑)。変わったのは、推しが売れに売れてからです。私の気持ちを変えたのは年齢ではなく、推しの売れ方なのかもしれません。もちろん今でも、近いほうが生で見られて嬉しい気持ちに変わりはありませんよ。

ドームの最上段で隣の方と笑い合えたように、席が遠くても、その日その席にしかない時間が生まれます。だから私は、席が理由で行かないという選択をしたことがありません。せっかく当たったのなら、行ける限り行きたいと思っています。

ひとりでコンサートに行くときの話は、一人参戦の記事にまとめています。

コンサートの席についてよくある質問

制作開放席は見えないと聞きましたが、実際はどうですか?

私は制作開放席で入った経験が何度もあります。正直に言えば、見切れてしまったり、見にくかったりする席もありました。双眼鏡を構えても推しを追えない感じでしたし、手すりが低いなどの理由で「立つと危ない席」として座り指定になっていた回もあります。ある大きなアリーナでは、特効のすぐ横で白い煙がばーっと出て、しばらく何も見えませんでした(笑)。それでも会場には入れますし、音も雰囲気もそのままです。私は十分に楽しめましたよ。

立見席はどんな席ですか?やっぱりつらいでしょうか?

立見席は今も存在します。早い者順で良い場所を選べるわけではなく、床に番号が書いてあって、その位置に立つ形です。困るのは荷物で、置く場所がないため公演のあいだずっと持っていることになります。私の実感としては、正直つらかったです(笑)。40代の体力では、なかなか厳しいと感じました。とはいえ、会場に入れるという意味ではありがたい席だとも思います。私はもう積極的には選びませんが、選択肢のひとつであることは間違いありません。

SNSで良席の投稿を見ると落ち込みます。どうしていますか?

私は、良席の投稿を見ないようにしています。理由はふたつあります。ひとつは、そもそも写真や動画の撮影は禁止されているからです。もうひとつは、見てしまうと自分の心が疲れてしまうからで、そういうときは静かに離れるようにしています。見ないという選び方は、逃げではありません。自分の楽しみを守るための、ちょっとした工夫ではないでしょうか。落ち込む日があってもおかしくありませんし、そんな自分を責める必要もありませんよ。

まとめ

(画像:コンサート帰りの夜道を歩く後ろ姿。手にペンライトの入ったトートバッグ)

遠い席でも十分楽しめる理由を、5つに整理しておきますね。

  • ①音は、その場で鳴っている推しの本当の音(モニターはあくまで補助)
  • ②モニターがあるので置いていかれない(歌詞も出る)
  • ③セットや会場全体が、本当にきれいに見える
  • ④客席のペンライトの海は、その席だからこそ一望できる(DVDには収録されない)
  • ⑤上のほうの席に向けても、ファンサをしてくれる

良席・悪席という言い方をよく聞きますよね。でも、良席じゃないと楽しめないわけでもありませんし、悪席だから音が聞こえないわけでもありません。大変だったのは階段くらいで、コンサートが始まってしまえばきちんと楽しめますし、楽しませてもらえます。

コンサートは、推しとファンが一緒に作り上げるものだと思っています。だから、楽しさは席だけで決まりませんよ。会場に入れば推しがいて、声が聞こえて、同じ空気を吸っている(笑)。私はそれで十分に幸せだと感じています。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

コメント

コメントする

目次